中川 美和 准教授

NAKAGAWA Miwa
Eメール: miwanaka@kinjo-u.ac.jp
学位: 修士(文学)
専門分野: 日本語学 日本語史
研究課題: 日本語の書記史
10世紀から13世紀の仮名表記の諸相
日本語の音韻変化と書記史の関連
所属学会: 日本語学会 訓点語学会 日本言語学会

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中川美和ゼミ(日本語学)  ■日本文化演習(1) (2) (3) (4) ・卒業論文演習

日本語学のゼミでは、わたしたちの身の回りにあたりまえのようにあることば、とくに日本語に注目して、疑問や興味関心のあるところを掘りさげていくことで研究を進めていきます。

ゼミでは、日本語についての知識や「ことば」に対する考え方、言語事象の捉え方など、講義で学んだことを基礎として「ことば」について探索する方法を身につけていくことを目的としています。自分自身で課題を設定し、調査・分析することによって、日本語のとしての普遍的なありかたや法則性、本質を見つけだし、さらに日本語によって思考をするひとびとの物事の捉え方や考え方、見方、感じ方などとの関連性などをも考えてゆきます。そのうえで、日常生活で日々接する「ことば」について考え、調べる面白さを実感することが、このゼミの目標です。

たとえば2年生の前期のゼミでは、副詞の意味用法の変遷について調査分析を行っています。まず、辞書の引き方や先行研究の引用と要約の仕方など、基礎的な作業を身につけます。次に、文献から用例を収集し、どのような場面でどのように使われているのか、まだ、どの文献やどの時代にどれくらい使用されているのか、といった、質と量の両方の側面から、用例を検討していきます。辞書に書かれていないこと、まだわかっていないこと、ふだん何気なく使っていることばにもたくさんの発見があります。

ゼミ生の全員が必ずしも日本語の達人だったわけでも、日本語学関係の授業で優秀な成績を修めていたわけでもありません。しかし、自分の考えついたテーマについてどのように調査をすればよいか、どう考えを深めたらよいか、さらに、どのように整理すれば客観的な証明ができるか、など、課題と向き合ってあれこれと試行錯誤を積み重ねていくうちに、結果として古典の解釈力がついたり、日本語の巧みな使い手になることにもつながっていくのではと思います。言葉を論理的に把握でき、表現できる力は、卒業後も受講生の役に立ち、彼女たちの人生を豊かにしてくれるのではないかと願っています。

近年の卒論のテーマには次のようなものがあります。

*古浄瑠璃のオノマトペ
*童謡の語彙
*洋画の字幕と吹替のちがいについて

「ことば」に興味がある、「ことば」についてあれこれ考えるのが好きだという人を歓迎します。
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