教員著書紹介

日本語日本文化学科教員の著書を紹介します

『名古屋市の1区1館計画がたどった道:図書館先進地の誕生とその後』
薬師院はるみ 著

八千代出版/2012年10月  323p.
ISBN:9784842915852

名古屋といえば1区1館。私は、以前よりそう思っていた。……『図書館白書』にも、「名古屋は1964年に1区1館設置を市の方針として確立した先進市である」と記されている。……ところが、当の名古屋市では、この1区1館という制度に対して、必ずしも無条件の賛辞ばかりを寄せているわけではないらしい。……名古屋市の1区1館計画は、同市の図書館を、発展させてきただけではなかったということなのだろうか。それより、なぜ、名古屋市では他都市に先駆けてこの計画に着手することになったのか。1区1館という非常に語呂のよい呼び方は、誰がどのような契機で使い始めたものなのか。1区1館計画は、どのように実施されていき、また、この計画完成後、どのような動きがあったのか。そして、この計画は、名古屋市の図書館行政に、いかなる影響を与えたのだろうか。本稿は、元々は、例えば以上のような素朴な疑問から開始されたものであった。
(「はじめに」より)

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